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大阪第8番
主祭神 生井神(イクイノカミ)
福井神(サクイノカミ)
網長井神(ツナガイノカミ)
波比岐神(ハヒキノカミ)
阿須波神(アスハノカミ)
大阪再発見 坐摩神社へ
参拝メモ
[参考資料:『日本歴史地名体系』(大阪府の地名編) 平凡社]

坐摩神社は「延喜式」神名帳に載る西成郡の大社「坐摩神社」に比定され、旧官幣中社で摂津西成郡の一宮であったと伝える。坐摩の古訓はイカスリまたはサカスリと読み、延喜式によれ、宮中にも祀られ、「座摩巫祭神五座並大月次新嘗…云々」とあり、5祭神が記載されている。
  平安時代に編纂された『古語拾遺』には、坐摩(イカスリ)として「是 大宮地之霊 今坐摩巫所奉斎也(是れ大宮地の霊、今の坐摩巫の奉斎するところなり)」と見え、これらの神は大宮の地を守護する大神であったと考えられる。また、生井神以下井の付く3神はその神名から、井戸の神で、後の2神は竃(へっつい) の神とも言われる。
  1582年(天正10年)豊臣秀吉の大坂城築城に際し替地を命ぜられ、一旦淡路町1丁目に移されたが、寛永年間(1628~44年)現在地に遷座したといわれる。旧社地については、江戸時代の地誌、1701年(元禄14年) 刊の『摂津群談』や1735年(享保20年)刊の『摂津志』などは現石町2丁目の当社お旅所に比定している。


坐摩神社正面鳥居 坐摩神社拝殿
坐間神社正面鳥居。大小3つの鳥居が横に組み合わせた三門形式で「三ッ鳥居」と呼ばれる。奈良の大神神社が有名。 坐摩神社拝殿。坐摩神社は先の大戦の空襲で焼失した。現在の社殿は1959年(昭和34年) に鉄筋コンクリート造りで再建された。
境内末社の陶器神社 境内末社の稲荷神社
境内末社の陶器神社。1907年(明治40年) 西区靱にあった同社を合祀した。大陶祇神、迦具突智神を祀る。1971年(昭和46年) の再建。 境内末社の稲荷神社
坐摩神社西側の鳥居 坐摩神社本殿 奉納の灯篭
坐摩神社西側の鳥居。正面に末社の稲荷神社が鎮座する。 坐摩神社本殿。拝殿と同じく、戦後の再建。 奉納の陶器製灯篭。信楽焼で、1993年(平成5年) に皇太子殿下御成婚奉祝記念として奉納されている。
坐摩神社奉納の灯篭 坐摩神社境内末社
奉納の磁器製灯篭(右)。ブルーの灯篭は清水焼。
摩神社境内末社。左から大江神社・繊維神社・大国主神社・天満宮・相殿社。
坐摩神社狛犬 坐摩神社狛犬 狛犬 「佐久良東雄先生寄寓奉仕之處」碑
坐摩神社狛犬。正面鳥居を入ったところにには陶器で造られている狛犬がいた(左:阿形、中央:吽形) 。
右は境内の片隅に置かれていたが、何故か阿形のみで、ペアではなかった。
境内の片隅に建つ「佐久良東雄先生寄寓奉仕之處」
の碑
。佐久良東雄については大阪再発見にアップしています。
ご朱印
坐摩神社朱印