大阪第10番 | |
宗 派 | 高野山真言宗 |
本 尊 | 千手千眼観音菩薩 |
大阪再発見 太融寺へ |
[参考資料:『日本歴史地名体系』(大阪府の地名編)平凡社] |
太融寺は寺伝によると、821年(弘仁12年)に弘法大師が嵯峨天皇の勅願により創建、当初は宝樹院と号した。山号は弘法大師が当地に生えていた芳しい霊樹で地蔵・毘沙門の2躯を刻んだことに因んだと伝える。 |
本堂正面に建つ山門。 | 本堂。1960年(昭和35年)の再建。本尊の千手観世音菩薩は嵯峨天皇の念持仏と伝わる。脇仏として地蔵菩薩・毘沙門天王2体安置。 |
宝塔(奥の建物)1986年(昭和61年)建立と客殿(手前の建物)。 | 境内に建つ淀君の墓(奥の九輪塔:戦災で破損し、現在は六層になっている)。1877年(明治10年)、城東練兵場造成に当り、大阪城外弁天島の赤原神社(祭神の1柱に淀姫が祀られていた)から出土した人骨を当寺に移し、供養した。 |
太融寺西門。「源融公之旧跡」の碑が建てられている。 | 不動堂(一願堂)。近畿三十六不動尊霊場第六番札所。本尊不動明王を安置する。一願不動と称し、一願成就の利益があるといわれる。 | 奥の院。現在の不動堂の本尊は1954年(昭和29年)に再刻された2代目で、初代の不動尊は戦災で焼け落ち、がれきの中から発見され、現在は秘仏としてこの奥の院に安置されている |
ぼけ封じ観音像。ぼけ封じの霊場は全国各地にあるが、この観音霊場は西日本の真言宗の寺院が集まって、1982年(昭和57年)に発足。東は滋賀県から西は 九州長崎県まで点在する。 |
護摩堂。本尊不動明王、矜迦羅、制咤迦の二童子を安置する。 | 大師堂。摂津国八十八ヶ所霊場第六番札所。本尊弘法大師は江戸時代初期作。 |
白龍神社。 | 境内の一か所に集められている石灯篭。 | 「国会期成同盟発祥之地」石標。1880年(明治13年)板垣退助らが起こした、愛国社(後の自由党)が中心となり、国会期成同盟結成大会が当寺で開かれた。 |
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